Money Think

お金について、勉強した事、実践している事などざっくばらんに綴ります

お金の教養を高めること

こんにちは。健四郎です。

 

いよいよ2016年も終わりに近づいてきました。

今年もいろんな事がありましたが、今回は「お金の教養を高める」と題しまして現時点での自分のお金に対するスタンスの再確認をしていきます。

 

と言いますのも、資産運用はしているものの自分はまだまだお金に対する知識が浅く、考え方の芯が出来ていないと感じています。

 

前回の記事でも、運用資産の取り崩しの際の心の葛藤を書きましたが、相場に関わらず必要になったら予め決めた配分を崩さない様に配慮しつつ「容赦なく」「必要な分資産を取り崩す」というのは、本来本で勉強していて、投資を始める前に決めた事であった筈です。

 

しかしながら、実際にその時になってみると好調な相場に心を躍らされ、心理的に葛藤することになったのです。

 

 

幸い今回は事前に決めていた方針に従い、リバランスをしながら必要分を取り崩すという行動を起こす事が出来ましたが、下げ相場だと理性に従うのはもっと大変だったと感じています。

 

そこで、改めて自分の中のお金の教養レベル、考え方をブログにまとめる事で自分の立ち位置を確認し、資産運用も含めた全体的なお金に対する自己理解を深めていこうと思います。

 

それにより、今後も起こりうるライフイベントの変化による出費について、場当たり的な感情に流されず少しでも自分の為になる使い方が出来る様になればと思います。

 

自分のお金の教養レベルは如何程なのか?

お金の教養と一口に言っても、自分は客観的にみてどれくらいの教養があるか分かりません。

 

そこで最近読んだ「お金原論」という本の中に示されていた「お金の教養STAGE」というフレームを使って、自分の位置を確認してみることにしました。

 

↓お金の教養STAGEのチェック表

 

7つのお金の教養 | ファイナンシャルアカデミー

 

詳細はリンク先を見ていただければと思いますが、この考え方ではお金の教養を7つの要素に分けて、それぞれ5つのSTAGEで評価する概念です。

 

この表で算出した結果、僕のお金のSTAGEは3の"堅実管理型"でした。

要素別に見ても、社会還元以外の項目は全て"STAGE3"という結果でした。

 

欲を言えばこのお金の教養STAGE表を回答した人の、各STAGEの年齢分布や資産の分布とSTAGEとの相関関係などのデータがあれば、自分が相対的にどれくらいの教養レベルかよりイメージが付くと思ったのですが、探してみてもなかったので分かりません。

 

ざっくり中程度くらいの教養があると考えておくおことにします。

 

教養を高め、お金に対して主導権を握る

自分のお金の教養はだいたい中程度くらい、堅実管理型と言う事が分かりました。

さらに教養STAGEを高め、運用資産取り崩しの時のようにお金に心を振り回されない生き方を実現するにはどうしたらいいでしょうか。

 

 

お金原論」ではSTAGE3は将来の飛躍に向けて得意分野を探すトライアルステージの位置づけと書いてあります。

支出を抑えるばかりではなく、経験を買うという行為も考えた方がいいようです。

ブランドものを身につけてみたり、あえて高い車に乗ってみたりすることも、このSTAGE3まで来た人は単なる浪費にはならず、お金持ちの体験、経験を味わうという投資になると言う様なニュアンスで書かれていたと思います。

 

つまり、これより上のSTAGEを目指すにはお金持ちの人の価値観、行動様式を吸収する事が必要なようです。

 

 

振り返ってみると、確かに僕はまだまだ多くの場面で金額を基準に物事を判断している事が多くあります。

 

少し早めに出ないと間に合わない、目的地から若干アクセスが悪いけど新幹線より安いLCCを選択したり、生地のしっかりしたブランド服より似たデザインの安めの生地の服を買ったり・・・

 

これらの行動は全てお金を第一基準に考えているからこその選択です。お金に主導権を握られているようなものです。

 

お金持ちの人、STAGEが上の人たちはこの優先順位第一位が必ずしもお金でなかったりします。

 

先ほどの例では出費を押さえる事が出来る変わりに、早く出発する分睡眠時間が少なくてしんどかったり、安い生地なのですぐ傷ついて着れなくなってしまったりと、利便性、快適性を犠牲にしています。

 

この利便性、快適性などを優先してそこにもお金を払う、という経験を積み重ねることがお金持ちの人の思考に近づいていく為の投資となるということでしょうか。

 

いわゆる、お金はツールに過ぎないという言葉を、頭だけでなく体にもしみ込ませていく様なイメージで・・・

 

「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる〜」

 

という言葉がありますが、まずは意識を変える事で徐々に行動を変え、習慣を、人格を、運命を、そして人生を豊かに変えていこうと思います。

これが出来る様になれば、総合的な自分の判断基準、優先順位が確立してくるので資産取り崩しの時の様に狼狽える事もないでしょう。

 

お金の教養を高めて何をしたいのか

最終的には「お金原論」で言うSTAGE5の"長期安定型"、お金が空気の様な存在になりお金を意識せずに生活が出来る様になりたいと思っています。

 

なぜならそうなることで、精神的に自由な生活を送る事が出来ると考えているからです。

これを実現する為に僕はお金の教養STAGEをさらに上げたい。

 

 

実際に今までの経験でも、前回、前々回の転職の際には少ないながら資産運用でお金を増やしていたお陰で「まあ辞めて職が見つからなくてもすぐ生活に困る事はない」と軽い気持ちで将来の為の転職活動に踏み切る事が出来ました。

 

 

今の生活を担保するだけの資産を築いていたからこそ、人生の局面で勝負を仕掛ける事が出来てきたのだと考えています。

 

このように幸運にもお金について学ぶ事で実際に人生の満足度が上がる事を既に経験できているからこそ、今後は、さらにそれを発展させてライフステージの変化による種々の決断の際に、お金が判断に与える影響力を減らす方向を目指していきたい。

 

それを実現する為に仕事、資産運用を通じて金銭的に豊かになり、本当の意味で「お金はただのツールだ」と言える人になりたいなと思います。 

(10年内にはブログでそう言ったエントリーをドヤ顔で書けることを祈念して・・・)

 

 

[参考]