投資エリアを知る 名古屋市外の賃貸需給について
こんにちは。健四郎です。
いつものように健美家コラムを見ているとこのような記事がありました。
私の投資エリア選択法 おいしいエリアの見つけ方
https://www.kenbiya.com/ar/cl/penta/16.html
個人的に非常に勉強になりました。
僕も今まさに初めての不動産物件を探している最中ですが、経験も資金も潤沢にある訳ではない今の状況から、いかに周りのベテラン投資家、業者の皆様との競争を避けて入っていくかということは非常に重要なテーマとなります。
そこで早速、今僕が投資エリアとしている愛知県に当てはめて分析をしてみました。
分析対象エリア
僕は今名古屋市外の愛知県全域で物件を探しています。
理由としては、競争を避ける為、何かあれば見に行ける距離だから、です。
僕の資産は以前のブログ記事で紹介しましたが、正直現金買いが出来る程の資産は持っていません。
頭金程度はありますが、購入に掛かる諸々の諸経費や税金、物件取得後の修繕費、空室率を考えると非常に心許ないです。
そんな状況で、立地のいい名古屋市内の物件を買う競争力は僕にはありません。
今後の事も考えると、今必要なのは資産性よりキャッシュフローの最大化です。
そこで自然と郊外に目を向けました。
市区群別 愛知県郊外の人口
それでは、早速本題に入ります。
まずは名古屋市以外の市区群の人口を見てみます。
※愛知県県民文化部統計課の資料を元にグラフ作成してます。2018年7月1日時点での人口です。
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/207061_553983_misc.pdf
名古屋市以外では豊田市が約42万人で最も多く、一番少ないのは北摂郡で約8800人でした。
それでは、賃貸に出されている物件数はどうでしょうか。
今回はSUUMOとアットホームを参照しました。
2018年8月20日現在の掲載数になります。
掲載数はSUUMOの方が圧倒的に多かったです。
ただ、今は引っ越しシーズンでもないためこの掲載物件数はあくまで参考程度です。
同じ賃貸物件で複数掲載されているものもあると思いますが、面倒なので精査はしていません。
この掲載物件数と人口データを使用して、人口10万人あたりの賃貸物件数を出しました。
ちなみに、どちらも北摂郡に関しては募集賃貸物件数ゼロでした。
市区郡別 人口10万人あたりの賃貸物件数
まず、SUUMOの場合
アットホームの場合
ちょっと見にくかったので、グラフを組み合わせてみました。
緑色の折れ線グラフがSUUMO、赤はアットホームの対10万人賃貸件数です。
こうやってみると、人口が比較的多くて対10万人あたりの賃貸件数が少ないのは、西尾市、知多郡、江南市などでしょうか。
肌感覚でも、江南市、西尾市、知多郡の中でも武豊町あたりは確かに人の動きがあるイメージです。
逆にそこまで人口が多くない割に対10万人あたりの募集賃貸件数が多いのは、西春日井郡、岩倉市、長久手市、清洲市でした。
長久手市は少し前に全国住み良さランキングで2位に取り上げられ、メディアでも話題になっていたので、供給も増えてきているという事でしょうか。
こうやって客観的に数値化して分析した事はなかったので、非常に参考になりました。
今後の物件検索に活かしていこうと思います。
おまけ 名古屋市内の人口10万人あたりの賃貸物件数
余力がありましたので追記しました。
計算は同じく対10万人で計算してます。
ご参考までに。