怠け者でも出来る!資産運用方法〜その3〜
こんにちは。健四郎です。
前回、前々回からの記事の続きで最終です。
今までの記事で資産運用方法、そして資産配分についてお話ししてきました。
いよいよ個別のファンドを選ぶ段に入ってきました。
どのインデックスファンドに投資したらいいのか?
前回記事では僕の場合、先進国7:新興国2:日本1の割合で配分をしているとお話ししました。皆さんもそれぞれのリスク許容度、選好度を鑑みて自分に合った比率で資産配分を決められていると思います。
その決めた配分に従ってそれぞれの市場インデックスをベンチマークとするインデックスファンド、もしくはETF(上場投資信託)を選んできます。
その際に軸とするべきは「コスト」がどれだけかかるか?という観点から選びます。
なぜなら、投資によるリターンは不確実ですが、ファンドを買う事で発生する種々の「コスト」は確実だからです。
例えば、現在インデックス投資で得られるリターンは下記サイトの表を参考にすると外国株式(MSCIコクサイ)20年で年率6.8%、日本株(TOPIX)は0.4%となっております。
このリターンから必要コストと、取り崩す際には売却時の税金がかかってきます。
[参考サイト]
世界の主な投資資産リターン(毎月更新) |ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』
出来るだけコストを最小限に押さえつつ、リターンを最大化したいのは当たり前の話ですよね?
そういった観点でかかる経費に目を光らせていきます。
具体的には購入時にかかる販売時手数料、ファンドを保有している際にかかる信託報酬、運用管理費、信託財産保留額です。
その他にも売買委託手数料など目に見えないコストもあります。
すべて合わせて実質コストというのがかかってきます。これが少ないファンドを選ぶ事が、投資を継続する上で無駄な費用を節約し、リターンを高める働きをします。
購入時の手数料は、最近はネット証券で購入すればノーロード(購入時手数料が無料)のファンドを選んで購入する事が出来るでしょう。
代表的なネット証券としてはSBI証券と楽天証券などがあります。
実質コストについては、モーニングスター社のHPでファンドを検索すると、情報が載っています。
その他の詳細な情報もわかりやすく記載されているので、購入を検討されているファンドは検索をかけてみる事をお勧めします。
投資信託のモーニングスター|株式・投資信託・ETF・ニュース・ランキング
また、個人の方のブログですが、いつも実質コストも含めたファンドの一覧表を作成されているKenzさんのブログも非常に参考になります。
これらコストに関する情報を調べた上で、自分が投資したいインデックスファンドを決めるといいでしょう。
買うタイミングとしては、積み立てならば相場を気にせず始められるでしょう。
積み立てている間の機会損失が嫌な方、下落相場を読んで少し投資を楽しみたい方なら一括投資という方法もあります。
理論的には、長期的に見て(期間にもよるが)どちらも投資結果は変わらないと言われています。ですが、自分の心に手を当てて投資タイミングを誤ったかどうか気になる気持ちがあるくらいなら、積み立ての方がより精神安定的にもベターだとは思います。
また、コストの他の着眼点としては設定来分配金を出していないかという部分も合わせてみた方がよいでしょう。
インデックス投資での運用を考える以上、かなりの長期にわたり運用される事を考えておられると思います。僕の場合30年以上は考えています。
そういった長期で投資をする観点から考えると少しでも、分配金による課税機会は避けたいものですからね。
当然配当金を再投資するにチェックも、お忘れなく。
投資を開始した後にやる事
ここまで怠け者でも出来る!と銘打って資産運用方法をご紹介して参りました。怠け者でも出来ると言った割には調べる事、勉強する事が多いなと思ったのではないでしょうか?笑
ただ自分の大事なお金、しかもアクティブ投資など他に比べると低いとは言え元本割れリスクのある資産に自分のお金を晒す訳ですから最低限必要な事ではないかと考えています。
あの動物のナマケモノも、外敵に襲われにくい木の上という安全なポジションをとっているからこそ安心して怠けられているのではないでしょうか。
ほったらかしにするとはいっても、最低限自分が被るリスクは承知の上でやらないと後悔することになりますからね。
・・・さて、資産配分も決定し買うファンドも決まり一括なり積み立てで資産運用が開始されました!
この後する事はなんでしょうか。
一言で言うと特にありません!
相場が病める時も健やかなる時も、淡々と積み立てし、投資をしたことはいったん忘れて、本業に打ち込みより年収を上げましょう。
うまくいって年収が上がれば投資に回せる余裕もさらに増えるかもしれません。
そして、資金が必要なその時(転職、結婚、マイホーム購入、車の購入、老後など・・・)が来たら、必要分を取り崩すのみです。
なぜなら、その時に備えたお金だからです。(僕の場合)
たとえ下落相場の時にその時が来ても、これは変わりません。(全てを一度に売却する想定ではないので)
ただたまにメンテナンス(リバランス)はしてあげた方がよさそうです。
リバランスとは、運用していくうちに各資産が値上がりや値下がりを繰り返す事で当初決めた資産配分から乖離することがありますが、これを元の比率に戻す事です。
例えば、僕の場合だと
無リスク資産6:4リスク資産
の割合で運用を開始しましたが、相場の変化で株式市場が上昇しいつの間にか4:6に逆転していたとします。これを値上がり分の売却などで元の6:4に戻す事を言います。
それにより当初決めたときより高くなりすぎていたリスクを是正する事が出来ます。
また、リバランスを全くしないよりもたまにした方が運用成績もよくなるとの傾向もあるそうです。
それをどれくらいの頻度でやった方がいいのか?については諸説入り乱れており正解はありません。ただあまり頻繁にやると取引ごとの手数料、税金は確実なコストとして跳ね返りトータルで見た運用成績は低下します。
これについては、FPのカン・チュンドさんのブログ考察が非常に参考になります。
僕はガッチリとしたルールは決めず、年1回以内を目標に気が向いた時にやろうと考えています。
上記ブログでもありますが、あまり気にしすぎるとほったらかしでも大丈夫だと言うメリットが霞んでしまいますからね。
以上、怠け者でも出来る!資産運用方法を紹介させていただきました。
ブログにまとめると復習になるのでいいですね。笑
今後も継続して勉強は続けていくので関連のネタや運用成績などはブログで取り上げようと思います。
少しでも、同じ境遇の方々の参考になれば幸いです。